感情にとらわれないトレード
復習ですが、トラリピは『トラップ』『リピート』『イフダン』の組み合わせを同時に行う機能でしたね。
具体的な方法としては、一定のレンジ相場において、行ったり来たりをしている値動きを面でとらえるためにトラップを仕掛け、イフダンをリピート発注することです。
トラリピの基本機能は、リピートイフダンを複数本並べて発注し、利益を増大させることです。
また仕掛けたとおりに発注、決済される為に感情に流されることなく、チャートの前にいなくとも24時間管理してくれます。
ここで大事なことは、あらかじめ設定することです。
- どのレンジ(どの値幅)に
- リピートイフダンを何本トラップ仕掛けるか
- その仕掛けたトラップが何通貨で取引
- 一回の決済でいくら利益を狙うのか
この項目を設定すれば、あとは自動的に設定したレンジ内での値動きであれば、設定通りの利益をもたらしてくれるので、投資家にかかえる負担はとてつもなく軽減されます。
この軽減が感情にとらわれないトレードの特長ですね。
目次:計画な運用が大事!そこで2つのリスクを把握する
トラリピは想定したレンジ設定をすることは理解できましたね。
レンジ相場になりやすい為替の特徴と予想した範囲の値動きを24時間監視、発注と決済してくれることがトラリピのもっとも相性が良い点です。
但し、その裏をかえせばリスクがあるのです。世の中何でも万能といくことはないのです。
そのリスクとは『レンジを外れたとき』です。
レンジが外れた時は2つあります。
- トラリピの発注したポジションに対し為替が不利な方向に動くこと
- トラリピの発注したポジションに対して為替が有利な方向に動くこと
一つ目の不利な方向に動くことは、基本的に仕掛けたトラップを増やすことになります。このことは評価損が発生することを意味します。
設定したレンジ内で為替が推移する限りの場合は、仕掛けたトラップの注文の評価損は解消され利益を確定しているので良いです。
しかしレンジアウトした場合、またレンジ内に戻ってくれば良いのですが、最悪耐えきれずロスカットになってしまうことが避けたいことです。このもっとも避けたいロスカットが損失リスクになります。
二つ目の為替が有利な方向に動くことは一見何も問題がないように思えてしまいます。しかし有利な方向なのに設定したレンジを為替が外れてしまうと、仕掛けるトラップがありません。
トラップがないと注文が発生しないので、ポジションがないことを意味します。つまり収益にはまったくすながらないのです。儲け損ないですね。
この双方を解決するためには、レンジ相場を広げることです。広げれば広げたなりにリスクは軽減されます。けれども、リピートの効率が低下します。この効率低下は資金効率が低下することを意味します。
このレンジの想定した評価損失や逸失のバランスを考えて新規注文・決済注文を
する必要になることは容易に想像つきますよね。
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