参考書籍 【これからの投資の思考法】その①

参考書籍

投資を始めたいけど何から始めたらわからない方へ。

僕は投資に全く興味がなかったです。というか投資をしたら損するのではないか、だからそのまま貯金で良いと考えていました。ある日、銀行へ預けている貯金での利子がたった数円であり、銀行だけに頼るのは良くないと思い、投資を考えました。けれども何をして良いかわかりませんでした。そんな時に出会ったのがこの本でした。

元財務官僚で日本最大級資産運用サービスを提供している柴山CEOの著作【元財務官僚が5つの失敗してたどり着いたこれからの投資の思考法】です。

 この本は、今まで投資に対する偏見を持っていた僕の思考を変える、投資へと行動を移すきっかけとなりました。それがこの著書で強く推奨されている『長期・積立・分散投資』です

僕なりのこの本の要約をさせて頂きます。この本は、僕の個人的な観点で2つの見方をいたします。

  • 投資へのマインド
  • 将来に向けた正しい資産運用への考え方

本記事ではその1として投資へのマインドについて要約します。

ヒトの脳は投資には向いていない

『長期・積立・分散投資』とは、安全に世界水準の資産運用ができる投資手法です。具体的な考えは世界経済の成長率を少し上回る利益を目標とする投資手法です。世界銀行は世界経済の成長率を3~4%と予測とし、長期・積立・分散投資は4~6%を目指した考え方です。

その理由は、人は基本的に投資で負ける生き物であるからです。人間が時に不合理な行動をとってしまう。例えば、値上がりした資産の調子が良いなと思い込み、値下がりした調子が悪い資産を売り払い値上がりした資産を買ってしまう。リバランス方法としては間違っているのです。

本来の戦略(高い資産を売って、安い資産を買う)と判断をその時の一時的な感情によって行動してしますのです。

また投資においてはマイナスに働いてしまう人間の心理がプロスペクト理論です。これは、「損すること」による感情の揺れは、「得すること」による感情の揺れの約2倍となるという理論です。

つまり10万円得た利益の嬉しい感情より、10万円損した時の悲しい感情の法が2倍大きいということなんですよね。

簡単に言えば、人間は失う物を強く恐れる性質がある。これを投資に当てはめると、投資をして利益(含み益)がでたら失うのが嫌だと思い、利益確定してしまう。その反対に損失(含み損)が出てくるとその損失を確定させるのが絶対に嫌だ!と損切りができない為に、ズルズルと損失が拡大していくことです。

この感情が投資のおいてはマイナスの効果です。

僕自身はこれがまさに当てははまると過去の行動を振り返るとそうだなぁと納得しました。

ただ投資を実施していくにはこの感情と付き合わなければいけません。そこで時間を見方につけて長期にし、積立にすることで一時の感情による損失を排除して、資産を分散することでリスク回避を行うことを推奨しているのです。

自己投資と失敗を糧に

長期・積立・分散の資産運用は世界経済の成長率を3~4%を上回る、年は4~6%のリターンを期待ができることです。なので、今すぐにでも始めることで時間見方につけることができるので良い結果が期待でくるすくいことを主張しています。

ただ、著作は若いときの自己投資に勝るものはないと考えています。自分自身のスキルを磨き、視野を広げるための自己投資は、人生を豊かにし、その後、何倍、何十倍にも大きなリターンとなって返ってくると主張しています。

僕は投資を始めるのが遅かった、これではやめた方が良いと考えていました。けれども上記の文章に救われた気がしました。

僕が学生時代にバイトで貯めたお金の数百万は1年間日本を離れて海外の生活資金として、それを使い果たし帰国しました。でも未だにそこには後悔していません。仮にそのお金を投資へ当てれば、資産形成ができお金を増えていたかもしれません。

しかし今のその一年間の経験は何よりも充実していました。未だに、その当時の夢をみています。その経験は僕の財産だと考えています。

著者の柴山さんは過去に5つもの失敗をしています。

第1の失敗:銀行の特別対応に舞い上がった

留学していた銀行に丁寧な扱いを受けたことにより、世界的にも有名な保険グループが運用する投資信託への資産運用をすることになりましたが結局マイナス。

銀行からの特別な扱いに舞い上がり、冷静な判断ができなかったのです。

第2の失敗:「過去のリターンの実績」で選んだ

アメリカの伝統ある資産運用会社が運営する日本の投資信託です。ただ単に過去のリターンの実績が最もよかったから。そんな中ある事件が起きると株が暴落し、損失も抱えたまま売ることに。

これは投資信託の中身やリスクを理解しないまま選んでしたまったことです。

第3の失敗:銀行のブランドだけで判断した

世界全体に分散して投資するバランス型の投資信託を実施、ただその矢先に早期償還になり投資信託が運用停止になり、現金となり戻ってきてしまったのです。このようなリスクをまったく認識せずに、長期投資を託すにふさわしいかを確認していたかったのです。

第4の失敗:オススメされた株にそのまま投資した

投資信託をうまく運用できなかったことで、銀行のオンライン株式に表示されたオススメをそのまま買ったところ、買った株の株価はさがり、結局大きな損失を出して株を売ることに。よく知らない企業に投資をしていたのです。

第5の失敗:「有名だから」と投資した

最初の株式投資での損失を取り戻すために、調べた有名な企業ばかり5社の株式に投資、その後短期的な損失に耐えられず株を売却してしたまたのです。名前を聞いたことがある企業ばかりに投資したことで、株価が実力以上に上がってしまい、長期的な成長を信じていながら、それができたかったのです。

著者はこの5つの失敗を小さい失敗を重ねたことは幸運でしたと表現しています。その後に学んだプログラミングで、投資対する誤った考えを見直すべくした日本最大級の資産運用サービスを展開しているのはこの時の失敗が糧になり同様な悩みを持つ人を救うことを追求したことに感銘を受けています。

投資を始める上でやるきっかけがなく足踏みしている時、失敗を恐れずにするためには、運用資金が小さければ小さいほど良いとマインドを変えました。投資は元手が大きければ大きいほど有利に働きますが、投資を始めたばかりは技術やスキルもないので間違った考えで実施してしまう可能性が高いとです。

元手が小さいと安定的な資産形成はできにくいかもしれませんが、失敗したときの痛みも小さくできます。

元手でがポイントでも良いです。今では様々なポイントがあります。中にはポイントを投資へと使えるサービスも充実します。それを利用するのも一つの方法ですね。

小さな失敗、小さな成功体験をえることで、自分のスキルをみにつけ経験を身につける期間を得ることが大切です。

僕は「何のために資産運用をするべきか」を考えるきっかけとなり、今後の自身への投資を構築しています。なので、微力ながらこのブログでお金の不安から少しでも解き放たれ、毎日を楽しくできるマインドを持ち、本当にやりたいことをやれることを追求していけるようになるきっかけとなれば嬉しいです。

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